理事長所信

2022年度 境港青年会議所 第58代理事長

加藤 大輔(かとう だいすけ)

【スローガン】

『直言実行 』

【基本理念】

~「志」高く「志」を共に~

【基本方針】

・目的を明確とした組織運営 
・時代が求める情報発信と境港青年会議所のブランド化
・時代に即した組織改革
・年間を通じた会員育成
・自らの信念を呼び覚ますリーダーの育成
・未来を担う青少年育成
・目の前の問題を考える協働のまちづくり
・持続可能なインパクトを生むまちづくり

「はじめに」

境港青年会議所は1965年に創立され本年度で57年目を迎えます。創立以来、明るい豊かな社会の実現のため先輩諸兄姉の皆様は、固い信念のもと自らの進むべき道を選択し、未来を切り開き前進してこられました。自分の想いを内に秘めるのではなく、直感を信じ、仲間を信じ、考えを伝え、まち、ひとのために率先して行動し、運動を続けてこられました。

私は、境港に身を置き17年が経ちました。そして、まちの良さ、ひとの良さを感じ、様々な方々のご厚意によりこのまちでとても良い関係を構築することができています。

10年前に境港青年会議所と出会いとても強い衝撃を受けたのを覚えています。それはこの地域のため、子供たちのため、そしてもっと先の明るい未来のために真剣に議論を交わし全力で運動している先輩達の姿でした。志を誰よりも高く持ち、本気で挑戦し続ける姿を目の当たりにし、感情のままに行動していた自分の未熟さを痛感いたしました。そんな先輩たちの背中を追い続け2018年に委員長の機会をいただき、地域の方々と事業を開催させていただきました。互いに支え合い、事業を作り上げ、声をかけ続けてくれた先輩、一緒に悩んでくれた仲間、そして暖かく見守ってくれた家族、様々な方々に協力していただき、たくさんの経験を積み重ねることが出来ました。そして私自身、成長させていただくことができ、さらにこの地域を愛し、この組織を強く発展させたいと考えるようになりました。
 私たち境港背年会議所は、先輩諸兄姉の皆様から受け継がれてきた想いを全会員で受け継ぎ、新たな挑戦をしていきます。

そのためには、自分、ひと、まちの事を率先して考えられる人財、そして会員一人一人が想いを創造し、発信していけるリーダーシップが大切です。

本年度のスローガンは、自分の直感を内に秘めるのではなく、発信することで問題、課題が見え視野が拡がります。そして、的確な課題を見据え、課題解決に向け仲間と共に構築、運動していきます。

その中では、決して失敗を恐れず会員一人一人が率先して挑戦し、実行に移していきます。そうした想いで、スローガンを【ちょくげん直言じっこう実行】と掲げました。
近年、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、世の中は大きく変化し、地域経済を支える様々な活動にも大きな影響がありました。

ワクチン接種等いろいろな対策が実施されていますが、まだまだ先行きの見えない状態にあります。

しかし、そんな時だからこそ、私たちは先駆けの団体としてまちのため、ひとのため、そして自分自身のために運動して行く必要があるのです。

この想いを実行するには、会員一人一人の志が非常に重要となってくると考えます。

2022年度は、境港青年会議所のあるべき姿を今一度認識し、【ちょくげん直言じっこう実行】の想いの基、運動を実行していきます。

「志」高く
 青年会議所は青年の英知と勇気と情熱を集結し、明るい豊かな社会の実現に向かい、どんな困難な状況下であっても率先して行動し続けます。

私たちは境港市唯一の青年経済団体として、創立以来受け継がれて来た志に重きを置きながら、その時代にあったニーズを見出し、まち、ひとが本当に望んでいる事、問題にしている事を的確に選定し運動していきます。

そのためには、会員一人一人が圧倒的なリーダーシップを身につける必要があります。

様々な課題解決のために、互いに考え、率先して意見を出し、本当の想いを語り合うことで、「志」高く物事に取り組んでいけると考えます。

本来の青年会議所の目的をしっかりと理解し、そこに意義を見出すことができれば、自然と地域の課題も見え、明確な運動を実行出来ると考えます。

「志」を共に
 現在、境港青年会議所は在籍年数が短い会員も増え、青年会議所の基本理念や使命の認識が薄れてきている様に思えます。そして、在籍年数の長い会員もそのことについて理解し、伝えることができる会員が少なくなってきているように感じます。

それは、青年会議所に入会することだけに重きを置き、組織としての目的をしっかりと理解せず、個人それぞれの価値観できた使命を全うしているのではないでしょうか。

個々の価値観での目的によって青年会議所運動が形成され、会員間、先輩諸兄姉の想い、そして地域の方々の望んでいることに相違が生じているのではないかと考えます。

会員一人一人の考えは非常に大切ですが、先ずは境港青年会議所の組織としての目的を全会員で共有することが大切です。

今一度立ち止まり、目的を共有することで会員一人一人が明確な使命を確認し、明るい豊かな社会の実現を理想として私たちは運動を実行していきます。

そうしていく事で、「志」を共に持った仲間も自然と増えてくると信じています。


第一章「目的を明確にした諸会議運営」

 境港青年会議所は、多種多様な会員によって、活動、運動を行っています。

そのため、諸会議では多様な視点からたくさんの柔軟な意見や、新たな価値観を多く見出し、様々なアイデアが肉付けされていきます。

その一方では、議案内容が未熟な状態で上程され、事業の背景や目的などの中身よりも資料の不備への指摘が多く会議目的の本質からずれが生じていることも少なくないと感じています。

結果、会員の拘束時間が長くなり、会社での職務や家庭に負担をかけていることも現状です。

そこには、青年会議所に対する在り方や諸会議の目的、時間など価値観の認識が薄れてき

ていることが起因していると考えます。
私達は一般社団法人境港青年会議所の会員であることを自覚し、確かな活動目的を認識

して運動を実行していかなければなりません。

その上で、個々のオリジナリティーを出し、的確な発言を交す諸会議運営を目指していきます。

組織の軸となる会議運営では我流で試行錯誤するのではなく、規範となる会議ルールを会員一人一人に共有し、目的を明確にした諸会議運営を行うことで円滑で正確な諸会議運営を実行していきます。


第二章「時代に則した組織改革」
 境港青年会議所は創立以来、その時代に則した様々な提言を掲げてきました。そして2025年に創立60周年を迎えます。

ここ数年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により例会、みなと祭を始め、予定されていた青年会議所としての多くの運動が自粛を余儀無くされました。

また、情報技術の発展により境港青年会議所の活動方法、会員が求めることなど取り巻く環境が急激に変化すると共に、社会全体の価値観が大きく変化してきているように感じます。

社会環境が大きく変わりゆく中で、的確な運動を実行するには時代に則した組織改革が必要だと考えます。

その中では今現在の定款、規則の見直しと改正、会議資料のフォーマットの見直し、新たなデジタルツールの導入などを検討していきます。

その都度必要とされている事を調査することで、的確で安心に運動できる組織を目指し、徹底的に実行していきます。


第三章「年間を通じた会員育成」
 私達は、地域、組織の持続的な成長の為、将来を見据えた視点で運動をしていかなければなりません。
青年会議所への理解を深め、積極的に運動に取り組み、率先して行動を発信していける志の育成を重視します。

どんな環境変化にも対応できる先見性、変革意識の向上を目的とした人財教育が必要だと考えます。

先ずは、個々の資質向上のための勉強会を年間通して実施します。

そして次世代への継承者育成や会員拡大についても力を入れていきます。

第四章「伝わる情報発信と境港青年会議所のブランド化」
 近年SNSでの情報発信の傾向がより強くなり、迅速な情報周知が身近になってきているように感じます。

境港青年会議所でも事業の告知や参加受付など、SNSを用い実行していき、双方向的に活用することでコスト削減や迅速化を目指し、より効率的に伝わる情報発信が必要だと考えます。
私たち、境港青年会議所は地域の方々にどれだけ知られているでしょうか。

地域の共感を得て境港青年会議所が運動を続けて行き、共に活動する仲間を増やす為には、若者らしい観点で運動を的確に伝えていく必要があります。

先ずは、多くの方々に境港青年会議所を知っていただくことで、まち、ひとの共感や信頼をより生み出していきます。

境港青年会議所をより地域の方々に伝えるために、地域を巻き込んだ境港青年会議所のブランディングに挑戦していきます。

第五章「自らの志を呼び覚ますリーダーの育成」
AIの発達により情報の収集が豊かになっている中、様々な情報に惑わされ

るのでは無く、自分自身の志を持って行動することがより大切になってきています。

ネット社会の中で、たくさんの情報がありすぎて頭の中だけで理解し、それが自分の想いのようになっていく事も多々あると思います。大切なのは、たくさんの情報を頭の中で理解し、体験的に知っていく事、その体験の中で自分が感じたことを伝え、実行していく事だと考えます。

そして、自ら志を見出し、学び、成長し、運動して行くことが重要です。

私たち境港青年会議所は、品格ある青年として情熱を持ち若者らしい観点で先頭に立って

行動し、運動を続けていきます。

そして、境港市唯一の青年経済団体として、その事を自覚する必要があります。

そのためにもまずは、足元から固めていき、地域、社会に必要とされる人財の育成が必要だと考えます。

この事を重視し、全会員を対象とした自らの志を呼び覚ますリーダーの育成事業を実行します。


第六章「未来を担う青少年育成」
 2020年から新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、従来ならば行われていた授業、学校行事など、様々な事が制限されてきました。

そのような中、教育者の方々は試行錯誤し学びを提供してくださいました。時間差での授業形態、リモートでの授業の開催、近代的で素晴らしい取り組みだと思います。

しかし、子どもたちは以前より考えを伝え、表現する機会が少なくなってきているのではないかと感じました。

子供たちを取り巻く環境が変わりつつある中、次は子どもたち自身が自ら考え、想いを発信する力の強化が必要だと考えます。

世界では情報技術の進化によりAIが発達し、近い将来、現在ある職業のうち約半数が消えていくとも言われています。

そんな中、最も大切なものは人財です。

ゼロから何かを生む想像力・企画力、人間関係の中でうまく意見をまとめ一つの方向に持っていく組織づくり、そしてひとの想いを感じ取り想いやること、これらは、人間の感性で築き上げられる事だと思っています。

近年、教えられた通りに学び、指示を実行できるようにするためのインプット型の育成から、ひとが内的に持っているものをいかに内発的に引き出すかというアウトプット型の育成が注目されています。

私たちは、自ら人生の志を持ち、その実現に向けて主体的に歩む人財を育成することが大切だと考えます。

そして、未来の境港を共に考え、従来のインプット型を活かしたアウトプット能力を発揮できる人財の育成向上事業を実行します。


・第七章「目の前の問題を考える協働のまちづくり」
 まちづくりの目指すものは、まちに暮らす一人一人の幸福度や生活の質の向上だと考えます。

そのためには、市民がまちづくりに対し興味を持ち、目標イメージを共有することが大切です。

先ずは、目の前の身近な問題について考え、境港の明るい未来のために的確な課題を見出すことが必要です。

近年では、市民と行政が協力して取り組む協働型のまちづくりが拡がっています。

まちづくりは、生活の質を向上するための一連の持続的な運動の取り組みです。

長期的な志で自分たちのまちの事を考え、次世代に継承すべきものでもあるのです。
私達は、市民、自治会、市民活動団体、事業者、行政を巻き込み、互いに力を合わせ、志を一つにして、新たな可能性を見出していきます。

そして、より良いまちづくりの実現を目指し、協働のまちづくりを実行していきます。


・第八章「持続的なインパクトを生むまちづくり」

近年、社会の課題として持続可能性(サステナビリティ)という概念が多く語られるようになっています。

持続可能性(サステナビリティ)の認知度を一気に引き上げたのがSDGs(持続可能な開発目標)です。

近年、境港青年会議所はSDGsを推進しており、本年度も引き続き持続可能なまちづくりを目指した運動を取り入れていきます。
境港市では、2008年から人口減少局面に入り、少子高齢化が進む中、人口流出を最小限

に抑え、Uターン者、Iターン者の増加の取り組みが必要だと考えます。

そこには、誰もが安心して暮らせるまち、住み続けられるまち、地域環境を活かしたまち

づくりが求められると考えます。

市民が主体となったまちづくりを目指し、その架け橋として私たち境港青年会議所が率先して地域のまちづくりに情熱的に挑戦していきます。

また、持続可能なまちづくりに必要なことは、インパクトだと考えます。

今まで気づけなかったまちの良さや、地域環境を伝えることで物理的、そして心理的にも衝撃を感じ、共感をもって自発的に参加していただける運動を目指します。

インパクトを生むためには、双方がその物事を「したい」という意欲を持ち、「できる」という力を持っていることが重要です。

そのような、主体性と専門性が重なり互恵関係の輪を育む事で、経済的な発展を生み、まちの活性化、暮らしやすいまちが形成され持続可能なまちづくりが継続されていきます。

私たちは、まちづくりの本質をとらえ、経済的な発展と地域環境を調和・融合させた、持続可能なインパクトを生むまちづくり事業を実行します。

最後に

なぜJCをやるのか

それは、発展・成長できる場だからです。

仲間と共に人間力を磨き、運動していく仲間を増やしていく、そして我々青年がリーダーとなり、このまちを盛り立てていかなければならないと考えています。
今なぜ、会員減少の傾向があるのか。

会員一人一人がもう一度、境港青年会議所としての本質を見直すことが必要だと考えます。

誰もが、プライベートや、仕事の中で自分の役割を持っています。その責任を果たしながら時間を作り運動しています。
だからこそ、会員一人一人が境港青年会議所の運動に対し徹底的に理解し、挑戦し続けなければなりません。
その中で、楽しい事、苦しい事、辛い事をみんなで乗り越えて行くからこそ、本当の友情が生み出されるのです。

その先には、今まで見えなかった、まちの会社のそして自分自身の在り方に意義を見出せると確信しております。
私自身、本年度1年間、【直言実行】の想いを持ち、志高く運動を実行していきます。
皆さんと志を共に成長して行ける境港青年会議所、より良い変化を求め安心して運動できる境港青年会議所を根底に置き、1年間邁進してまいります。

一般社団法人境港青年会議所

2022年度 理事長 加藤 大輔

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